MaitouEDPS 端末の操作

機能概要

MaitouEDPS は Web アプリです。MaitouEDPS 端末として使用するマシンで、Chrome 6 (IE 8、Safari 5、Firefox 3.6)以降のブラウザを使い、MaitouEDPS サーバの URL にアクセスすると下記のようなページが開きます。

MaitouEDPS には、大きく4つの機能があります。各項目に対応したメニューがあるので、それをクリックすると当該機能のページに遷移します。

データ編集
MaitouAPC は、一日分の制御データをまとめて一つのデータファイルとして保持しています。データ編集では、希望の日付を選んで一日分の制御データを編集します。
データコピー
一日分の制御データを別の日にコピーします。コピー先は複数選択できます。ある日のデータを新規作成する場合、テンプレートとなる日のデータを編集対象日にコピーしてから編集すれば負担が軽減します。
APC再読込
MaitouAPC に対して強制的にデータを再読込させる機能です。通常、制御データを編集すると即時に MaitouAPC に反映されますが、万一反映されない場合はこの機能を実行してみて下さい。
データ削除
指定した日の一日分のデータを削除します。削除対象日は複数選択できます。MaitouAPC は、制御し終えて過去になった日のデータファイルを削除しません。過去データも未来のデータのコピー元となる可能性があるのと、万一の運用中の誤削除を防ぐためです。不要になった日のデータは本機能を使って手動削除して下さい。
制御データ概要

MaitouAPC では「時:分:秒」を指定して制御内容を登録します。この制御の最小単位を「イベント」あるいは「制御イベント」と呼びます。このイベントを時間順に一日分まとめてデータファイルとして保持しています。

一日は 00:00:00 〜 31:59:59 の 32 時間制なので、24時を越えても「前日の 24 時」として引続き前日のデータファイルにイベント登録できます。24時以降には「日替り」という一日で唯一の特殊イベントが作成でき、このイベントが一日のデータファイル内で最後のイベントとなります。

MaitouAPC は、日替りイベント以降に翌日のデータファイルのイベントをアペンドします。つまり、00:00:00 〜 07:59:59 の間は、同じ時刻でも日替り前の前日の「24:00:00〜31:59:59」と、日替りした後の「00:00:00 〜 07:59:59」があります。日替り後、MaitouAPC は 24:00:00 〜 31:59:59 の時刻から、翌日の 00:00:00 〜 08:00:00 の時刻に変わります。
毎日、24:00:00 〜 31:59:59 までに必ず日替りイベントを登録しなければなりませんが、もし存在しない場合は、前日としては処理できなくなる 32:00:00 に強制的に日替りします。

一日の開始イベントはこの時間内で任意の時刻に作成できます。一日の最終イベントは 24:00:00 〜 31:59:59 でなければなりません。

データ編集

データ編集は MaitouEDPS のメイン機能です。データ編集画面に遷移すると、下図のようなページが開きます。

最上部のバナー

最上部バナーのマスコット(オジロワシ)の右にある「MaitouEDPS」をクリックするとトップページに戻ります。各メニュー項目は、トップページのメニューと同様です。

メニュー

バナー下部のメニューは、トップページと同様です。朱色の項目が選択中です。

カレンダー

カレンダー上の 赤色 の日付が現在選択中で、下部にはその日のイベントデータが表示されます。イベントデータが未作成の日は グレー で表示され、イベントデータが存在する日は 白色の日 で表示されます。クリックするとその日のデータに遷移します。イベントデータが未作成の日に遷移した場合、日替りイベントだけで構成される初期データが表示されます。この状態では保存されていないので、保存しなければ未作成のままですが、保存すれば日替りイベントのみのイベントデータが作成されます。
[翌月] および [前月] をクリックすると各月のカレンダーに移動します。

なお、初期データの日替りイベントは、発行トリガがアンタイムになっています。日替りイベントは 24:00:00 〜 31:59:59 の確定イベントである必要があるので、必ず修正する必要があります。

イベントデータ

イベントデータの表示欄です。一行が1イベントです。編集したいイベントのセルをクリックすると、そのイベント一行分の色が褐色となって選択されると共に、セル部分は編集モードになります。

イベントを追加して、下記の例のようにデータに仕上げていきます。イベント内の各データの意味は、次節の「イベントデータ説明」で説明します。

操作メニュー

メニューとイベントデータの中央にある下記のバーが、操作メニューです。

フル表示
イベントデータ中、制御に影響しない表示用のデータは、通常表示(簡易表示)では画面に表示されません。これらのデータを表示するのが 「フル表示」 です。番組の枠ID、枠名、イベント種別、リマーク (=メモ) が表示されるようになります。

前追加任意のイベントを選択するとボタンがアクティブになります。このボタンを押すと、選択したイベントの前に新規イベントが追加されます。

後追加任意のイベントを選択するとボタンがアクティブになります。このボタンを押すと、選択したイベントの後に新規イベントが追加されます。

削除任意のイベントを選択するとボタンがアクティブになります。
このボタンを押すと、選択したイベントが削除されます。最後の一イベントは削除できません。

クリア 任意のセルを選択後、ボタンがアクティブになります。
このボタンを押すと、選択したセル内の内容がクリアされます。

アンドゥ 操作後、一つ前にだけ戻ることができます。バッファは一操作分ですのでご注意下さい。

時刻計算「トリガ」「時刻指定」「LAP指定」データを元に、全体のイベントの制御時刻が再計算されます。「トリガ」「時刻指定」「LAP指定」を変更した後、押下を促すためにボタンが ピンク に点灯します。少なくとも保存する前には必ず押して、制御時刻を確認して下さい。

チェック 時刻の不正や未入力データ等、データ中に送出事故に繋がるような怪しい部分がないかを機械的にチェックします。このチェックに引っ掛かるようなケースはおそらく意図通りではないと思いますので、保存する前に必ず押して下さい。表示されたエラーや警告をクリックすれば、対象のイベントが識別し易いように褐色となります。

保存データを保存します。保存が必要な状況になると、ボタンが ピンク に点灯します。

Next指示任意のイベントを選択するとボタンがアクティブになります。MaitouAPC に次イベントとする場所を強制的に変更指示します。但し、当日または翌日分のイベントにしか指定できません。送出中の動作に直接影響する重要なボタンのため、確認のダイアログが開きます。

イベントデータ説明
  1. EvID
    各イベントに自動付与される 5 桁の数字です。各イベントの識別に用いるため、一日分のデータ内のイベント同士で固有値である必要があります。昇順や降順である必要はありません。通常、自動付番なので変更する必要はありません。特に当日データの変更時は絶対に 変更してはなりません。当日データの EvID を変更した場合、現在のイベント位置がおかしくなることがあります。

  2. トリガ
    そのイベントを発行する条件です。MaitouAPC では ” “(スペース)、 “U”、 “X”、 “D” という4種類から選択できます。

    ” “(スペース)
    指定した時刻に発行させるトリガで、このトリガで発行するイベントを「確定時刻イベント」あるいは「確定イベント」と呼びます。発行させる時刻は次のデータ項目で指定します。
    “U”
    監視操作端末の「TAKE」ボタンを押すことにより、送出中の任意タイミングに発行するイベントで、このトリガで発行するイベントを「アンタイムイベント」と呼びます。生送出中の素材送出などに用いることができます。イベントの制御内容によって、TAKE 押下から 3 秒後に発行する場合と、押下直後(0秒)に発行する場合があります。例えば、TAKE により素材をスタートさせる制御を伴う場合は、TAKE 押下から 3 秒後に発行するイベントとなります。アンタイムイベントは、手動で TAKE するまでイベント進行せず、TAKE を忘れると重大な事故になるため、トリガが目立つように 赤背景に白文字 で表示されます。
    “X”
    MaitouAPC では、”U” トリガと全く同一のトリガとして機能します。
    “D”
    直前イベントの発行タイミングから指定時間だけ経過後したら発行させるトリガです。このトリガで発行するイベントを「デュレーションイベント」と呼びます。直前イベントは確定イベントでもアンタイムイベントでも構いませんが、直前イベントが確定イベントなら、指定時間の経過後に発行する次イベントも確定イベントにできるので、わざわざデュレーションイベントとする必要がありません。従って、通常は直前イベントがアンタイムイベントやデュレーションイベントだった場合に、それを基点に指定時間経過後に発行させるたいイベントに用います。
    経過時間は次のデータ項目で指定します。
  3. 制御時刻(制御時間)
    トリガが ” “(確定イベント)の場合はイベントを発行させる時刻、”D”(デュレーションイベント)の場合は前イベント発行後からそのイベントが発行するまでの時間です。この項目は直接データ編集できません。 時刻指定は次項目の「時刻指定」か、一つ前のイベントの「LAP指定」で行うことができ、前者は時刻を直接指示、後者は前イベントのトリガと LAP 値から計算して時刻が自動入力されます。直接「時刻指定」で時刻が指定された場合は白色にアンダーライン付で表示、前イベントから算出された場合はグレー色で表示します。

  4. 時刻指定
    確定イベントで、発行時刻を直接指定する場合、時刻をこちらに入力します。”HHMMSS” 形式の 6 桁の数字で入力します。6 桁未満だった場合は右詰で解釈します。

  5. LAP指定
    そのイベントの尺(LAP)を入力します。確定イベントなら、直近の確定イベントの制御時刻(制御時間)を自動計算するのに用いられます。アンタイムイベントやデュレーションイベントなら、次イベントのトリガを “D” に変えると共に、次イベントの制御時刻(制御時間)にこの LAP 値が反映させます。

  6. 枠ID
    「フル表示」の時のみ表示 (必須ではありません) 番組枠が変わるタイミングのイベントに番組枠の ID を入力することができます。通常、おおよその枠の開始時分 (HHMM) から成る 4 桁の数字と、枠の種類を示すアルファベット 1 文字の 5 桁の文字で構成されます(例: “2400T”)。番組枠が変わるタイミングのイベントに入力すれば、イベント上部に枠変わりであることを示す赤いボーダーが表示され、送出中の枠IDが監視操作端末の画面上部に表示されます。

  7. 枠名
    「フル表示」の時のみ表示 (必須ではありません) 番組枠が変わるタイミングのイベントに番組枠の名称を入力することができます。入力すれば、イベント上部に枠変わりであることを示す赤いボーダーが表示され、送出中の枠名が監視操作端末の画面上部に表示されます。

  8. 種別
    「フル表示」の時のみ表示 (必須ではありません) そのイベントの種別を選択します。空白は一般イベント、”T” は提供イベント、”C” はCMイベントを意味します。一般にCMは重要なため、MaitouEDPS 端末や監視操作端末において目立つよう、素材表示(出力表示)の色が反転して表示されます。また、将来 「放送確認機能」 が実装された際には、放送確認発行の条件として使用される予定です。

  9. リマーク
    「フル表示」の時のみ表示 (必須ではありません) イベントごとに付与できるメモです。送出監視の際にも表示されるのでイベントの意味を識別するのに便利です。

  10. 出力 (クロスポイント)
    SWer に対し、制御させたい入力素材 (Xp) を選択します。空白の場合は制御せず、現状の Xp を継続します。SWer に複数の出力ラインがある場合、MaitouAPC の設定ファイルに設定した出力ライン数だけ項目があります。そのイベントがCM以外は 黒背景にオレンジ文字、CMイベントでは オレンジ背景に黒文字 で表示されます。

  11. 【送出機】素材アドレス
    送出機に素材をスタートさせる際に素材アドレスを入力します。基本的に素材アドレスが入力されただけでは、送出機にはその素材をスタンバイさせるのみでスタートはしません(送出機の機種による)。スタートさせるには、素材アドレスの入力と同時に、-3秒制御に “ST”(スタート)または “FOST” (フェードアウト→スタート) を入力する必要があります。これらが入力されていればアドレス欄の背景が黒になり、スタート中を示します。ブルーの背景にアドレスが表示されていたら、スタート制御が抜けていることになります。送出機が MPD なら、MP3 ファイルを MPD の素材ディレクトリから Samba 経由でこの項目にドラッグ&ドロップすれば、ファイル名が自動入力されます。また、それが MP3 ファイルであればデータを解析し、LAP 時間にファイルの尺を自動反映します。VBR ファイルにも対応しています。ブラウザが File API に対応している必要があります。この項目は送出機の台数分だけ項目があります。

  12. 【送出機】-3 秒制御
    送出機に対し、イベント発行時刻の 3 秒前に制御したい内容を選択します。例えば素材をスタートさせたい場合、前項目の素材アドレスを入力すると共に、必ず -3 秒制御に ST 又は FOST を指定する必要があります。この項目は送出機の台数分だけ項目があります。

    ST
    素材のスタート制御です。
    FOST
    素材のスタート制御です。既にプレイ中の素材があり、送出機での音量制御に対応した機器であれば事前にフェードアウトさせます。
    STOP
    スタート中の素材を停止させる制御です。
    FOUT
    スタート中の素材を停止させる制御です。スタート中の素材があり、送出機での音量制御に対応した機器であればフェードアウトさせます。
    BG
    スタート中の素材があり、送出機での音量制御に対応した機器であれば音量をBGレベルに落とします。
    BGOF
    スタート中の素材があり、送出機での音量制御に対応した機器であれば音量を通常レベルに戻します。

    スタート(“ST”, “FOST”) を入力したイベントはアドレス欄の背景が黒色になります。ストップ (“STOP”) 入力されたイベントまで送出機への停止制御は行わないため、以降もアドレス欄の背景が黒色のイベントが続きます。アドレス入力はないため、次のような継続表示となります。

    また、BGダウン (“BG”) を入力すると、音量調整に対応した送出機では音量をBGレベルまで落とします。BGレベルに落ちたことを示すため、アドレス欄の黒背景の高さが下記のように低くなります。BGオフ (“BGOF”) を入力すれば、そのイベントから元の音声レベルに戻るため、アドレス欄の背景も元の高さに戻ります。また、スタート中にスタート制御を入力した場合も音量は元に戻ります。

  13. 【送出機】0 秒制御 送出機に対し、イベント発行時刻ちょうどに制御したい内容を選択します。この項目は送出機の台数分だけ項目があります。項目は -3 秒制御と同じです。但し、0 秒制御側に ST、FOST を入力しても正常に動作しません。ST、FOST を選択する際は必ず -3 秒制御側でなけばなりません。この項目は送出機の台数分だけ項目があります。

APC 再読込

APC再読込は、MaitouAPC に対して当日と翌日のデータを丸ごと再読込するよう指示します。通常、当日および翌日のデータを変更した際は、即時に MaitouAPC に反映されますが、もしも最新のイベントデータが MaitouAPC の監視画面に反映されていない場合に、強制的に最新データの再読込を指示することができます。特に問題がない限り 使用する必要はありません 。不正な場合にのみお使い下さい。

実行するには実行ボタンを押すだけです。これにより最新のデータが読み込まれます。直近のイベントデータも再読込されますので、リスクが無いかと言えば何もしないよりはあるかもしれません。監視操作端末上に最新データが反映されていない状態でなければ、わざわざ実行するべきものではありません。特に次イベントが D イベント(デュレーション)中で残時間カウントダウンしている間は、カウントダウン時間への無用な影響を防ぐため行わないことをお勧めします。

データコピー

データコピーでは、丸一日分のデータを別の日にコピーできます。データコピーに遷移すると、下図のようなページが開きます。

コピーの手順を記します。

  1. コピー元を選択 右上のカレンダーからコピー元となる日付を選択します。グレー の日は、データが存在しないので選択できません。白色 の日は、データが存在するので選択できます。赤色 の日が選択中の日付です。当日には赤い枠が表示されます。
  2. コピー先を選択 中央のカレンダーから、コピー先の日付を選択します。同じ月内なら複数の日付が選択できます。再クリックで選択が解除されます。グレー の日は、データが既に存在するので選択できません。白色 の日は、データが存在しないので選択できます。青色 の日が選択中の日付です。当日には赤い枠が表示されます。既にデータが存在する日にコピー するには、先に該当日のデータを削除してから行います。
  3. コピー実行を選択 コピー実行をクリックすると、確認を求められますので「OK」を押せばコピーされます。

データ削除

データ削除では、一日分のデータを丸ごと削除します。データ削除に遷移すると、下図のようなページが開きます。

データ削除の手順を記します。

  1. 削除日を選択 中央のカレンダーから、削除対象の日付を選択します。同じ月内なら複数の日付が選択できます。再クリックで選択が解除されます。グレー の日は、データが存在しないので選択できません。白色 の日は、データが存在するので選択できます。青色 の日が選択中の日付です。当日には赤い枠が表示されます。絶対に当日のデータを削除 しないよう注意して下さい。
  2. 削除実行を選択 削除実行をクリックすると、確認を求められますので「OK」を押せば削除されます。削除後に取り止めることはできませんので、慎重に行って下さい。